kuu aalto は、現在準備中です。

2019/06/30 14:11

女性性開花サポートアイテムのショップ

kuu aalto(クゥ アアルト)前田奈月です。





数日かけて、アニメ「赤毛のアン」全話を観ました。



私が生まれた1979年にテレビ放送されたものです。
もう40年前のアニメなのですね。


おそらくその後にも再放送されたのではないかと思います。


けれど私はちゃんと観た記憶がなく、アニメのアンの顔は見ればわかる
というくらいで、どんな話かも知りませんでした。



先日、DVDレンタルに行ったときに目について
なんとなく観てみたいと思ったのでした。





結果、観てよかった。






観ていたら可愛くて ...



多分、子供の頃に観ていたら、アン目線で色々感じていたと思うのですが

マシュウやマリラ(アンを引き取った兄妹)目線で見ていることに気づきました。



「アンは変わった子だな、手こずりそうだな」と。


年齢でしょうか?(笑)





短気で負けず嫌いで癇癪持ちで頑固

考えることややることが突飛で

空想とおしゃべりは止まらないし

感情の起伏が嵐のように激しい



私がマリラの立場だったら、
どう接すればいいのかとか、みんなとやっていけるのだろうかと
同じように不安になったりしただろうな、と。



けれど、

アンは思いやりがあって優しくて

とても正直で正義感が強くて努力家

ケチなところ、卑屈なところがない
(ソバカスと赤毛は気にしているけど)



本当に素晴らしいキャラです。

なにより感受性が豊かで、それを言葉で表現する力が素晴らしい。

女性性と男性性ともに、とても豊か。




アンは小さい頃

大人になったら、たくさんの言葉を使って堂々と大きなことを言っても
誰も変だとは思わないだろう

と思っていたのですが


実際に、その時(15歳)になると

空想をしても、それを心の中にしまって
それを外に言いたいとは思わない

という変化を自身で感じ、

見守るマリラも

おしゃべりなアンではなくなったことで
大人になってしまったのだと淋しさを感じます。


その素晴らしい描写で
私は、言葉にできない、ジーンとしたものを感じました。




そしてその頃になると
マシュウやマリラの老いについても描かれます。


そうすると今度は私は、アン目線で見るようになっていました。







16になったアンのセリフでとても気に入ったセリフがあります。



ホテルのコンサートで、詩の朗読をすることになったアンは

マシュウが買ってくれた真珠の首飾りをつけて、友人たちとホテルへ出掛けます。


そこにはとても華やかな宝飾品やドレスを身につけた女性がたくさんいました。


無事に朗読を終えたその帰りの馬車の上で

友人が
「ねぇみんな、お金持ちになりたいと思わない?」
と問うのですが、それに答えたアンのセリフがそれです。



赤毛のアンをこれから観てみたい人には、
これ以降はネタバレになるので、まだ知りたくない方はここまでで☆



✽:.。..。.:+·゚·✽:.。..。.:+










「ねぇみんな、お金持ちになりたいと思わない?」


「私たちだってお金持ちよ。

だってこれまで16年もこうしてやってきたんだし、
女王のように幸せだし、

みんな多少の想像力を持ち合わせているんだもの。


ねぇ、あの海を見て。

どこもかしこも銀色で、どこまでも浅瀬になっていて
目に見えないものの幻みたい。


例え何百万というお金があっても、
ダイヤモンドの首飾りを何本も持っていても、

この美しさをこれ以上楽しむわけにはいかないわ。


(中略)


とにかく、
私は自分以外の者にはなりたくないわ。


例え一生、ダイヤモンドで慰めてもらえなくてもね。


私は真珠の首飾りをつけた
グリーンゲイブルズのアンで満足よ。


マシュウがこの中に込めてくれた愛情が

あのピンク(色のドレス)のご婦人の宝石にも
負けないことを知ってるんですもの」







このセリフの本質は

「今ここで」「私で」
全てを感じられることが幸せ

ということだと思いました。






「女王のように幸せ」


この表現が大好きです。







最後の数話は泣きっぱなしでした(笑)









50章(最終話)の最後は、アンのセリフで締めくくられます。









「神は天にいまし
すべて世は事もなし」



これはイギリスのロバート・ブラウニングという詩人の
「春の朝」という詩から引用されたらしいのですが

何となく響きもよく感じて、とても気に入りました。



「いろいろあったけれど、今は穏やかで幸せだ」など

いろいろな解釈があるらしいのですが


私は


神 (本当の自分の視点)は 天(宇宙)にある

私の見る世界には

何ひとつ 問題(差し障り)はない


と受け取りました。



つまり

安心して、何をどう感じてもいい。



これまでアンがそうしてきたように。



本当に私(すべての人)の人生に、無駄なものはなにも無いと感じさせてくれた
素晴らしい作品でした。


これも「神様のお導き」なのでしょうね。




お月様